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リストラ離婚 中高年リーマンの半生

中高年 転職 ― 家族の理解は必須

中高年だと、家族を持って一家の大黒柱になっている人が多いと思います。その場合、勝手に転職活動して、転職してしまうと、大変なことになります。私は、男性なので、男性目線で恐縮ですが、奥さんには必ず相談して、同意をとっておくことが必要です。そうしないと、最悪、離婚問題に発展すると思います。

転職するって、やっぱり人生の重大なイベントですので、人生の伴走者である奥さんには必ず相談しましょう。

 

相談すると、奥さんは必ずわかってくれるとは私は言いません。私は、リストラで転職せざる負えなくなったので、相談したら、「離婚してくれ!」と言われました。そして、離婚しました。そんな私は、もう一度過去に戻っても、全く同じように相談すると思います。隠して、上手く行ってから事後報告すれば良かったとは、1ミリも思いません。

リストラという困難な時期を、一緒に手を取って乗り越えていくのが家族だと今も信じています。一緒に乗り超えていきたくないと言われたら、どちらにしても、そういう存在だったので、家族でなくなるのも仕方ないと思っています。実体験として、リストラで離婚された中高年男の本当の気持ちです。

リストラされそうになったら

私は、必ず社内の状況を伝えるようにします。でないと、転職するという選択をなぜするかということが分かってくれないと思います。

私が40歳の時の事業所の完全閉鎖によるリストラでは、入社2週間以内に言われたので、不可抗力でした。事業所が閉鎖されるなんて、夢にも思っていませんでした。奥さんにしてみたら、

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やっと入社した会社で2週間以内にリストラされるって、どういうこと?

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いくら不可抗力と言っても、この旦那、先見の明がなさすぎ><

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しかも、私に愚痴場から言うなんて。

 

一緒に人生を歩んでいく伴走者ではないわ。

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となっていたのかもしれません。

 

じゃ、それを隠して、転職活動を続けるのが正解なのかと言えば、私は違うと思っています。困った時に、助け合うのが本当の家族と思っているからです。あなたが、真摯に家族と向き合い、家族のために今まで色々としてきたなら、家族は必ずあなたをサポートしてくれるはずです。

私は、リストラで転職のことを、その当時の奥さんに話したときに、「離婚したい」と言われた時に、奥さんを恨みましたが、今から考えれば違うのではないかと思っています。奥さんや家族のために、私が今までしてきたことが、至らなかったのだと思います。当時の私は、「飲む、打つ、買う」を一切していませんでした。今もです

1)  お酒は飲まない。 2) ギャンブルは、パチンコですら一切しない。 3) 女性と不倫したりもしていないし、風俗にも一切いっていない。 4) 借金は一切ない。 5) 家庭内暴力を振ったことは一度もない。

明治時代なら、めちゃくちゃ良い旦那で、絶対に離婚されないとの確信がありました。しかし、あの当時は平成時代だから、

1)  共働きなのに、家事をやらない。(食事は作れなかったですが、掃除や洗濯は、できる範囲でやっていました。)   2)  愚痴を言う。(男らしくない。私は寡黙な人が好きだとその当時の奥さんに批判されました。)   3) 口げんかで、一方的に攻め立てる。(あなたには愛情がないとその当時の奥さんの言葉が、一番の離婚の原因だったかもしれません。)

で、離婚にいたったのかと、今になって思います。

とにかく、家族には他人のような感じで接するのではなく、包み隠さず、色々と相談して、助け合う体制を確立するのが一番だと感じます。そのような体制が築けない場合は、それが分かっただけで収穫であると私は思います。

 

今後の将来設計について話し合う

40歳のリストラ離婚の時も、結論的にはは将来計画を話し合ったと言えるでしょう。将来計画は、離婚という私にとっては予想外のものでしたが、将来計画を話し合った意義は、確かにありました。そして、今後は別の道を歩いて行くことになりました。このようなリストラ、転職活動という大きな区切りがなければ、ダラダラと結婚生活のようなものを続けてしまい、それこそやり直しが効かない状況に陥ったかもしれません。

幸か不幸か、私もその当時の奥さんも再婚して、別々の家庭をもって、幸せに暮らしています。なので、今後の将来に関して、話し合って、離婚という結果にはなりましたが、本当に良かったと思っています。

 

50歳の時は、前もって事業所が閉鎖されることを感じ取っていたので、状況は逐一、今の奥さんには伝えていました。私が携わっている職種は将来性がなく、ジリ貧になって行くことが明らかでした。例えていうなら、一昔前の写真フィルムを作っている事業所に勤めている感じです。デジタルカメラが主流になってきているのに、経験があるからと言って。写真フィルムの事業に固執している感じです。

奥さんには、今の職種では将来性はないし、今勤めている事業所も閉鎖される可能性がるから、マイフォームを購入することは辞めようと話していました。

 

将来性も考えて、今と違う職種に転職した方がいいことは、何年もかけて、奥さんにインプットしていきました。最初は、そんな悲観するような状況ではないと、言っていた奥さんでしたが、実際に私が転職を決行する頃には、完全に状況を把握し、このまま今の職種にしがみついていては、将来性がないことを分かってくれました。

そうすると、話が早くなります。じゃ、転職活動を応援するということになり、家内と同じ目線で、今後の将来計画を立てていくことができるようになりました。

 

家族との話し合いをもとに、転職活動を進める

転職活動で、今は関東方面にいますが、関西方面の会社での転職でも良いと私は考えていました。もともと生まれも育ちも関西なので、関西で生活することに一切抵抗はありませんでした。しかし、今の奥さんは、生まれも育ちも関東で、関西に住みたいとは全く思っていませんでした。そして、子供達が通っている小学校から転向させたくないとの意向がありました。

あと、その当時の会社の海外事業所に3年程度行くという選択肢がありました。私は、小学生の高学年で、アメリカの生活を3年体験し、英語もある程度話せるようになれば、それは本当に素晴らしいことだと思っていました。

ただ、奥さんは、アメリカの事業所に行っても3年しか雇用が保証されないのでは、とんでもないとの意見でした。50歳ぐらいで、3年後に職探しとなると、どんどん条件が悪くなるので、絶対に今転職した方がいいと言って譲りませんでした。そのことをめぐって、口論にもなりましたが、結局は、家内の望む方向で、先ず転職活動をするということで合意しました。

 

つまり、関東方面で、今の借家の最寄り駅から通勤できる転職先を探すことになりました。私が言いたいのは、転職活動が、家族の意向により、方向付けされるので、必ず家族とは話し合いをじっくりするようにと言いたいのです。どんなにいい条件の会社があっても、関西の会社なら行かないということが家族会議で決まりました。なので、もう関東以外の会社は探さないという転職活動になりました。そして、実際に、その通りの転職活動をしました。

 

私が転職するのではなく、当時の会社のアメリカの事業所への異動願を出して、異動が認められたら、単身赴任かまた離婚かという状況になることも十分あり得ました。なので、転職という人生の大きなイベントでは、あらかじめ家族とも十分に話し合って、家族全員がハッピーになるような転職でないと家庭に亀裂が入ることになりますよ。

 

転職活動の状況は、逐一報告する

とは言っても、中高年の新しい職種での転職活動は全くといっていいほど上手く行きません。なかなか、奥さんに報告する気にはなれないかもしれません。しかし、逐一報告することで、転職活動の過酷さを実感してもらうことができます。それと同時に、関東方面でどうしても見つからないなら、関西や地方に行くしかないかという気持ちにもなってくれる可能性があります。

あと、専業主婦の方だと、パートに働きに出て家計を助けるような行動にも出てくれることにもなります。

なので、次の職が決まるまで、心配はかけたくないから、家族には敢えて何も言わないというのは、逆効果だと思います。奥さんはどうなっているのかと心配に思いますし、奥さんからのアドバイスが、結構客観的で、転職活動にプラスに働くことは十分にあります。

 

私の場合は、友人からの紹介案件がなかなか進展せずに、諦めて営業系の職種に決めてしまおうかと思っていました。奥さんが、やりたい職種を優先した方がいいから、友達案件を気長になってみたらとのアドバイスをくれました。そのアドバイスに従って、今の職を得るという幸運に見舞われました。

 

http://fronte1192.com/2020/04/29/50%e6%ad%b3%e3%81%a7%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%81%b7%e3%80%80%ef%bc%8d%e3%80%80%e5%8f%8b%e4%ba%ba%e6%a1%88%e4%bb%b6/

 

どうしても、転職活動が長引くと焦ってしまい、自分が本当に行きたいところよりも、すぐに行けるところを選びがちになります。自分では気を付けているのですが、無意識に、そのような傾向になってしまっていました。

 

私の経験から、家族、特に奥さんと二人三脚で転職活動をして、家族としてハッピーな転職になることを心からお祈り申し上げます。