fronteのブログ

リストラ離婚 中高年リーマンの半生

中高年 転職 - 自己PRで差をつける!

中高年がリストラ転職する場合、なかなか書類選考が通らず、面接に全く呼ばれないということがあると思います。私も30社ほど応募して、一社からも面接に呼ばれない時は本当に落ち込みました。下記の記事を見ていただければその当時の状況が分かると思います。

http://fronte1192.com/2020/03/19/40%e6%ad%b3%e3%81%a7%e3%81%ae%e8%bb%a2%e8%81%b7%e6%b4%bb%e5%8b%95%e3%81%ae%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%80%80%e2%80%95%e3%80%80%e6%9b%b8%e9%a1%9e%e9%81%b8%e8%80%83%e3%81%a7%e8%90%bd%e3%81%a1%e3%81%be/

その時どうしたかと言えば、このまま今までと同じ応募書類を出してもダメだと思うようになりました。しかし、職務経歴書を捏造するわけにはいきません。

じゃ、どうするか?

自己PR文をつけるという方法を試しました。自己PR文は、再就職支援会社が添付するように推薦しているものです。私も、それ以降自己PR文を、職務経歴書の中に入れこむようにしました。

職務経歴とは別に、自己PRはでアピールする

私が40歳でリストラ転職をしなければいけなくなった時に、再就職支援会社の支援を受けました。その際の私の担当者は、自己PR文の添付に関しては、否定的でした。その当時は、大手のパソナが、再就職支援会社として、転職サポートをしてくれていました。

担当者曰く、

[chat face="井上さん.jpg" name="担当者" align="left" border="none" bg="green"]

アピールしすぎるのは、謙虚さのない傲慢な人物との評価を受ける可能性があります。

[/chat]

[chat face="井上さん.jpg" name="担当者" align="right" border="none" bg="green"]

パソナの方針としては、自己PR文を書くという方針だけれども、自己PR文なしで、書類選考を通過するのなら、それに越したことはないでしょう。

[/chat]

とのことでした。

私個人としては、自己PR文はやはり目を引くので、作成した方が良いと思いましたので、作成していました。ただ、自己PR文を職務経歴書と別にするのではなく、職務経歴書の中に埋め込むようにしていました。

― 会社によっては、職務経歴書だけを纏めて一覧にして選考する場合があるので、自己PR文は、添え状のような扱いを受けで、折角作成しても、削除されてしまう危険性があります。 ー 大手パソナの担当者が指摘したように、自己PR文を別途作成してアピールすることに関して、嫌悪感を示す採用担当者もいいます。そのため、職務経歴書のなかに埋め込むことで、程よくアピールすることができます。

一連の流れで自己PRに持っていくために、自己PRの前に、「これまで創出した大きな成果」を記述するようにしました。やはり、客観的な実績に基づいた自己PRでないと説得力がないためです。説得力のない自己PRは、単なる独りよがりで、本当に謙虚さのない傲慢な人物との悪評価に転じる場合がありますので、注意が必要です。

 

私の実際の自己PR文

これまで創出した大きな成果   1)○○を終わらせ、教授の推薦を受けて、○○。博士後期課程1年生で博士論文を終わらせたのは、○○以来初めてのこと。   2)米国○○事業所で、○○である○○を世界で初めて報告。その後、○○事業所に移り、○○○○を報告。これによって日本国内の○○のオファーを受けたが、○○を目指して、○○に転職。   3)○○の○○事業本部で当時初めての試みであった○○を、提案から○○までわずか8ヶ月で、プロジェクトリーダーとして、社内の海外○○チームとも密な連携をとりながら達成。○○ではじめて○○した○○案件となった。  

 

自己PR   1)成果を必ず出してきました。 10年以上アカデミア(大学関連施設)で過ごし、様々な事業所を経験しました。○○会社の転職経験もあります。1年で事業所を去ったり、着任早々○○の閉鎖を言い渡され10ヶ月しか在籍できないところもありました。しかし、そのような所でも、添付した業績を調べていただければわかりますように、少なくとも○○という形で必ず業績を残しております。   2)人間関係の構築が得意。 成果を出すためには、やはり事業所内および会社内での人間関係が一番大事であるという信念を私は持っております。同僚、部下、上司に対して、誠実に相手の立場になって対応することを第一としております。もちろん、できるだけ正直に自分の気持ちを伝え、主張すべきことは緩やかに主張します。持ち前の明るさとユーモアのセンスのためか、議論になったり衝突したことはなく、徐々に強い信頼関係が生まれることを何度も経験しております。 国内外の○○にも携わり、○○方の信頼を得ることには長けております。○○と○○の共同研究を推進し、その結果が芳しくなくても、○○を事業所の方で行い、フィードバックすることにより信頼関係を構築し、○○を成功させてきました。  

「人間関係の構築が得意」という自己PRは、皆さんもそのまま使いまわしできるのではないでしょうか? 皆さんも意外と簡単な自己PRが、企業の担当者に関しては、アピールになることがありますので、是非とも試してみることをお勧めいたします。

 

今からできる自己PRの補強

自己PRは、何も形式ばったお堅い自己アピールでなくてもOKです。例えば、趣味やボランティア活動も書きようによっては、十分な自己PRになります。すなわち、職務経歴書の内容は基本的には変更はできませんが、自己PRはいかようにも書くことができます。ここを用いない手はないです。

ボランティア活動

実際私は、以前の会社に勤めていた時に、組合幹部として、会社のまわりの清掃活動のボランティアに参加していました。かなり、ゴミって落ちているというか、捨てられているので、驚いたものです。このボランティアでは、自分一人でやっているのではなく、会社の同僚と一緒にやっていたので、楽しいひと時でした。掃除をしながら同僚との何気ない会話で、絆が深まったりしました。さらに、この活動は地域社会にも感謝されるという効果も生みだしました。これを自己アピールとして書くのも十分ありだと思います。

 

例えば、

自己PR 組合幹部として、社員のコミュニケーションと地域社会への貢献を促進 組合幹部として、毎週金曜日に出勤前の朝8時から8時45分までの会社周辺の清掃活動を提案し、それを実行。会社の組合活動として、地域社会に貢献する清掃活動を、組合員の有志を中心に行いました。 これにより、地域社会から感謝されるだけでなく、組合員間のコミュニケーションの活性化や運動不足の解消にもつながりました。しかも、幹部社員まで自発的に参加してくれることになり、小さな流れが、次第に本流をつくり出し、大きな成果になることを実感しました。   何事にも、リーダーシップを発揮し、自分の信じる活動を提案し、実行することが、大きなアウトプットに繋がることを身をもって学ぶことができました。副産物として、意識が高くなり、道にゴミが落ちていると、拾って掃除するような習慣も出てきました。

これだと、今、幹部社員でなかったとしても、組合幹部として積極的に人を纏め上げ、清掃活動というプロジェクトを成功させたという実績としてとらえてくれる可能性があります。そのため、将来的に、幹部社員としても十分やっていけるというアピールに繋がるのです。

趣味

例えば、ラソンという趣味に関して書いてもいいかもしれません。私は、根性がなく42.195 Kmのフルマラソンをしたことは一度もないですが、私の友人は結構マラソンに、はまっている人がいます。誰でも、初めから簡単にフルマラソンを走れるわけではありません。徐々に、体を鍛えあげていきます。採取は2-3Km走ればばてていたのが、10Km走れるようになり、更に20Km走れるようになり、ついには、42.195 Km走れるようになるのです。体の負担を考えながら、徐々にフルマラソン制覇という目標に向かって、戦略的に体を鍛えていくことは、仕事へのアピールにも繋がります。

ラソンでの経験を元に、仕事での困難な目標も、戦略を立て、コツコツと弛みなく実行していくことにより、必ずや目標を達成させるという自信を持つことに繋がりました。

というようなことを書いてもいいと思います。

いくら趣味と言っても、パチンコ、競馬、競輪、競艇などのギャンブルの趣味はNGです。ギャンブルを必死で研究して、必勝法を編み出し、利益を出すことができましたと言われても、アピールどころが完全な減点ポイントです。ギャンブルで大損した場合は、会社の金を横領しかねないなと思われるのが、オチです。

 

応募企業に合わせて、内容を変える

職務経歴と違って、この自己PRは色々とアレンジできるので、どの企業に関しても画一的なものを提出するのではなく、応募企業に合わせてアピール内容を変えた方が良いと思います。

どのように変えた方がいいのか?

是非、応募企業を真剣に調査しましょう。ホームページは隅から隅まで目を通し、企業理念はしっかりと頭に叩き込みましょう。日経プレジデントなどの業界紙等で、その企業が紹介されていたら、必ず最新のものには目を通しておきましょう。そうすることで、応募する企業の、会社のカラーが分かり、どのような人材を求めているかも朧気ながらでも把握できるようになると思います。

あとは、自分自身でその人材像に相応しい自己PRをすればよいのです。当たり前ですが、ケースバイケースですので、この記事で何が正解かを示すことはできません。しかし、応募企業研究の的確さと、その判断に基づいた適切な自己アピールができるかどうかも、採用過程の一づです。なので、是非とも全力で、自己PRに取り組むことをお勧めいたします。

 

自分自身の能力を再認識することになる

自己PR文を書くためには、自分自身の能力を深く知ることに繋がります。今まで全く気に留めていなかった趣味に関しても、色々と想いを巡らせ、更に深堀することにより、趣味を通じた自分の能力を再発見することになるのです。

典型的な例だと、このブログです。趣味でブログを書いていても、読者を獲得するための色々と考えを巡らせているはずです。私もこのようにブログを書いていますが、やはり多くの方に読んでいただきたいと思っています。誰にも読んでもらえないなら、ブログなんか辞めて日記にした方がいいんじゃないかと考えてしまします。実際レンタルサーバー代金もかかりますしね。今、そのことで、ブログを書く気持ちが萎えています。

話がそれるので、元に戻しますと、SEO対策も経験を通じて試行錯誤で行い、例えば月間100万PVをたたきだしているとしますs。それも1つのブログだけでなく、複数のブログで、月間100万PV以上獲得しているとします。この場合だと、全く経験がなくても、その実績を示せば、SEO対策をメインとするWeb作成会社に、まず間違いなく転職できます。

このように、自己PR文を作成する過程で思いもよらない自分の能力を発見し、転職に繋がることがあります。

 

まとめ

自己PRを書き上げることは、自分自身の経歴の棚卸をすることにもなります。その棚卸の中で、自分自身の売りというか能力を、熟考することは、今後どのように仕事をしていくかにも繋がります。

皆さんが、積極的に自己PR文を作成することにより、転職の成功だけでなく、自分自身の天職は何かを見つけることに繋がれば、望外の喜びです!