中高年 リストラ離婚 - 妻への未練を認識しろ!
私は40歳で離婚しました。その時小学校低学年と保育園の2人の子供がいました。離婚するときに、妻への未練があるかどうかは、私にとって一番重要な判断基準になりました。自分の子供への未練は、当然ありましたが、この離婚によって親子の縁が切れるわけではないと思っていました。
ただ、妻とは縁が切れることを覚悟しないといけません。もう完全に赤の他人になることを心から認識しないといけません。元妻だからという甘えは絶対に許されません。あくまでも、子供たちのために色々と協力するというスタンスであり、子供が完全に成人すれば、基本的に関わり合うことのない存在です。
実際に、私がどのように対処したかについて、経験を元にお話できればと思っています。一番いい関係を築けるのは、元旦那も元妻も、それぞれがパートナーを得て、幸せな生活をしている状態ではないかと思います。元妻と私は、そのような状況になれたので、比較的良い関係が築けているのではないかと個人的には思っています。
妻への未練を知る方法
離婚するときに、自分自身が妻にどれほどの未練があるのかを知る一番簡単な方法は、妻が他の男性と付き合って幸せになることを心から願えるかです。
私の場合は、当初は、妻のために妻が幸せになることを望むことはなかったです。ただ、子供たちが幸せな生活を送るためには、妻が幸せになるのが良いに決まっています。なので、子供たちのために、2次的に妻の幸せを心から願えたわけです。
再婚相手も私の知り合いというか、アカデミア(大学関係)のかたでした。良く話したりしていて、個人的にも好きな方でした。私よりも10歳年上であり、子供たちのためにとっては、非常に良いパートナーでした。なので、元妻がそのパートナーと再婚することに関して、嫌な気はしませんでしたし、歓迎しておりました。
ただ、離婚同意書で私の子供たちの面会が自由に行えることが規定されていたのに、それを元妻が破ることに関して、何ら措置を取らなかったことには反発を未だに反発を感じています。そのため、その方とは一切交流がありませんし、お会いすることもないです。全く嫉妬とかはないのですが、法律的な約束を反故していることに関して、大学教授の公的立場の人が、何も対策を取らないというのは、道徳的にも違和感を感じます。
まあ、元妻も他人ですが、その元妻のパートナー(籍は入れていないが、結婚式を盛大に2回も行っている)も、もっと他人なので、怒ったりするだけ無駄なことなので、そのままにしています。二人の子供たちが成人して家庭を持って、私に会いに来てくれればそれでいいので、気にしないようにしています。この二人の子供達と、成人後に酒を飲みかわしながら色々と話ができれば、それだけで十分ではないかと思っています。
未練がある場合は別れるな
今の妻と別れようと思っていても、今の妻が他の男と付き合うのは嫌だと思っているなら、未練があるのです。それに関しては、しっかりと認識しましょう。どうでもいい他人の場合は、その人が誰と付き合おうが気にもならないはずです。離婚を決意をする前後では、やはり未練はあると思います。つまり、他の男と付き合うのは、少なくとも嫌な気がします。ただ、あなたも他の女性と付き合ってもいいことになるのです。その両天秤で判断した場合どうなるかということです。
いや、俺が他の女性と付き合うかどうかに関係なく、妻が他の男と付き合うのは、心情的に耐えられないというのなら、やはり大きな未練があると言わざる負えません。その場合は、離婚ではなく復縁に向けて、行動されることをお勧めいたします。
このように、DVで生命の危険が迫っているような場合でない限り、自分が認めなければ、短期間では離婚はできないので、未練がある場合は、離婚を拒否しましょう。すると、一般的には妻の方から離婚調停を提起されます。離婚調停は、原則として、調停委員2名と片方当事者が調停室で話をしますので、相手方と直接話し合いをする必要がありません。調停委員が話し合いに立ち合います。調停委員は、40歳以上70歳未満の弁護士、医師、大学教授、公認会計士、不動産鑑定士、建築士などの専門家のほか、地域社会に密着して幅広く活動してきた人などから選ばれます。離婚調停では、男女1人ずつが調停委員として指定されるのが普通です。
第三者に話すので、冷静な話し合いができ、かつ調停委員からの中立的でかつ客観的な意見を聞くことができるので、非常に有意義だと思います。ただ、調停は基本的に離婚を前提としているので、復縁に持ち込めるかどうかに関しては、正直難しいと思います。調停の際に、調停委員と同席の下でいいから妻と二人で話し合いたいとの希望を申し出て、最後に妻との復縁を必死で懇願するというのは、一つの大きな起死回生策だと思います。
それでも、無理な場合で、未練がある場合は、離婚を拒否して、裁判に進んでいって時間を稼ぐことはできます。ただ、妻がどうしても離婚したいと思っている場合は、どんなに時間を稼いでも復縁は無理だと思います。しかし、無様でもいいから、後悔のないように、自分自身が納得できるまで、もがき続けてもいいのではないでしょうか?
未練がなければ、穏やかに別れよう
人の感情は変わっていくものです。離婚調停をしている時に、やはり離婚が一番良い選択肢であるとなった場合は、離婚を選ぶのが賢明です。妻を困らしてやろうとして、離婚をわざとしないのは、全くもって本末転倒で、時間と人生の無駄になります。離婚に関しては、どうしても男女の感情等が入ってしまいますが、敢えてビジネスとして割り切るという思考法が重要になってきます。
調停では、親権者、面会交流、養育費、財産分与、年金分割、慰謝料などの問題も併せて話し合うことができます。なので、この機会を利用して、できるだけ自分自身にとって良い条件で離婚するのが得策です。特に、離婚する覚悟を決めて、離婚の条件闘争をする場合は、感情的には絶対ならずに、妻と良い関係を築けるように細心の注意を払った方が得策です。
離婚後、妻とは他人にはなれますが、子供達との関係は一生続いていきます。子供達との関係だけで、元妻との関係を一切遮断しようとしても、現実的には難しいのです。なので、ある意味一生付き合わなければならない関係なのです。
ここは、子供たちのために、自分の感情を押し殺して、できるだけ円満に妻と別れましょう。円満といっても、自分の要求は通すように最大限し、感情的な対立を絶体しないようにすればいいのです。
「難しいって?」
「理不尽な会社の上司に対応する感じで、必死に頑張れば何とかなりますよ!」
別れても直接連絡が取れる関係を!
離婚しても子供のことで、連絡を取り合わないといけないことが絶対出てくるのが現実世界です。その際に、弁護士等の第三者を介してしか連絡が取れない関係だと、不便ですし、非常に大きなストレスになります。
これを回避するには、直接連絡を取れる関係を離婚後も築いておく必要があります。まあ、直接会ったり、電話で話したりする必要はありませんので、メールやライン等で連絡が取れればそれで十分です。
逆に、テキストでの遣り取りの方が、証拠が残るので、言った言わなかった等の水掛け論になるのを避けることができます。
私の場合も、元妻とは、現在でもe-mailで必要に応じて遣り取りをしています。ラインやSNSだと、ざっくばらんな感じになりやすいので、敢えてお堅い感じのe-mailにしています。友達ではないのですから、礼節と距離間のあるe-mailでの遣り取りを、個人的にお勧めします!
私も元妻と遣り取りしていますが、感情的なわだかまりはもう無くなっています。その一番の原因は、お互いに再婚して(元妻は籍を入れていませんが、実質的な再婚相手がいます)、幸せに暮らしているからでしょう。どちらか一方でも生活が荒んで、不幸な生活を送っているとこうはなりません。
なので、自分自身のためにも、別れた妻の幸せを心から望んで、そのためにできることがあれば、してあげるべきです。それは、元妻のためではなく、自分の子供たちのため、ひいては自分自身のために繋がってきます。
妻へ未練は、正直に意識するようにして、自分の本心に従いましょう。そして、未練があれば、最大限の努力をして、無様でもいいから引き留めるようにするべきです。どうしても、引き留められない、あるいはもう未練がなくなった場合は、新しい未来に目を向けて前進すべきです。そして、元妻の幸せを心から願い、その幸せに関してできる範囲で全力でサポートするようにしましょう。
一度は、結婚したいほど愛した女性ですので、別れるとなっても大切にした方がいいですよ!きれいごとではなく、それが結局自分自身に返ってきます。私はマジで思っています。でないと、4000万円なんて絶対に一括で支払っていないです!
元妻との良い関係を築きましょうというお話でした。最後まで読んでいただいてどうも有難うございました。