中高年転職後の学び - 素晴らしい副官
内資大手企業は人数も非常い多いので、様々に人達がいます。かなり変わった人達もいますし、とんでもない人たちもいますし、問題を起こす人達もいますが、優秀な人達も結構います。
折角、入社した会社なので、例え年下の同僚からも学べるものは学んで、会社での生き残りや高齢になってからのリストラに備えたいものです。今回は、実際にいたそんな有能な従業員から学べる点をまとめていきたいと思います。
素晴らしい副官
私がプロジェクトをリーダー(PL)として走らせていた際に、プロジェクトマネージメントオフィスからプロジェクトマネージャー(PM)の方がグループに加入してくれました。
色々な部署から集まってきた横断的なチームなので、チーム内での意見をまとめようとすると、部署の都合や理論を持ち出してきて、なかなか纏まらないことになります。
実際に私が経験したところでは、プロジェクトチームとして、日程的にも、この部署がこの資料を作ってくれないといけないと同意したのにも関わらず、作ってこないことがありました。その次の会合では、約束を守らなかった部署の部門長代理が出席してきて、今の時点での必要性に疑問があることを述べ提供を拒否する始末でした。そ
れに対抗するには、私が所属する部署の部門長の力を借りて、パワーゲームのようなことをするしかないことになってしまします。
1) 根回しの重要性を叩き込んでくれた
そんなことをしたら会社としての体をなしていないし、プロジェクト自体が進まないことになります。そこで、PMと相談して、落としどころを考えて、その部門の担当者と事前に根回しすることにしました。当たり前のことですが、会議では基本、重要なことは決まらないです。もちろん決まったように議事録には書きますが、その前の根回しが大変重要になります。
根回しは、日本の会社の悪い慣習のように思っている方もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。今は、バリバリの大手外資系企業に勤務していますが、根回しせずに、会議で重要なことを決めることはほとんどありません。根回しは、本当に大事です!!!
誰に、いつどのような感じで根回しすればいいか、的確に教えてくれたのが、そのPMさんでした。
2) 的確な指示を出す心の清涼剤
そのPMは、社内に強いコネを持っており、誰に話を事前に通しておけばいいかを的確に指示してくれました。しかも、PLの私が直面する問題で嫌になった時の愚痴の聞き役としては最適な人でした。同年代ということもあり、そのプロジェクトに携わっているときは、毎日のように、PM詣をして、精神的にも落ち着き、前向きにやっていこうという気持ちになったものです。
いつもこんな感じで話してから、問題のある部署の担当者に会いに行って、笑顔で「何とか助けてくれまへんかね~~」としつこく行って、少し無茶な要求も呑んで、話をまとめるようにしていました。ある意味、どぶ掃除のような仕事でしたが、プロジェクトが進んでいくと本当に楽しかったです。
3)自分自身を良く知っている。
一度、PMさんに直接真面目に聞いたことがありました。
まあ、そんなものかなと思いながら話を聞いていましたが、確かに彼は相手を思いやり過ぎるところがあって(それが彼の非常にいいところなんだけど)、プロジェクトを進めるための非情さがないように感じるのは事実でした。いいひとなんだな~~~
学び
[box03 title="彼からの学び"]
1)社内で日の当たる地位を目指すのではなくて、自分自身の適性を的確に判断して、自分が力を出せそうな所に、社内の居場所を作る。
2)社内人脈の大切さと、プロジェクトや重要な会議を成功に導く健全な根回しの大切さ。
3)愚痴は言ってもいいが、自分自身の不満を抑えて、前向きに対応することを大切さ。
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社内で話をしていて、一番楽しかったPMさんで、学ぶことも本当に多かったです。
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